吹割の滝はなぜ「がっかり」と言われるのか、
誰が行っても「がっかり」と感じてしまうのか、
「がっかり」しないためにはどうしたら良いのか。
実際に行ってみた感想も合わせてまとめました!
がっかりしないためには「水量」と「期待しすぎないこと」が重要!
結論、がっかりしないためには
「水量が多い日に行くこと」
「期待しすぎないこと」
が重要です。
”滝っていつでも大量の水が流れてるんじゃないの?”
”なんで期待しちゃだめなの?写真を見てもすごく迫力があるよ”
たしかに滝といえば、豪快に水が流れる様子やダイナミックな迫力が魅力です。
そして吹割の滝ももちろん「豪快に水が流れる様子」や「ダイナミックな迫力」を楽しめます。
ではなぜ、吹割の滝が「がっかり」と言われるのか。
わたしなりの見解をご紹介します。
吹割の滝がっかりと言われる理由3選
『東洋のナイアガラ』と呼ばれ、日本の滝百選(日本百名瀑)にも選出されている『吹割の滝』がなぜがっかりと言われるのか。
その理由について考えてみました。
『東洋のナイアガラ』の呼称にハードルが上がってしまっている
吹割の滝。。。
— ごくてん (@goktensan) June 22, 2015
東洋のナイアガラと呼ばれているせいで凄くハードル上がっててがっかりされるスポットさん。。。
吹割の滝は『東洋のナイアガラ』と呼ばれていて、世界最大の水量を誇る『ナイアガラの滝』を彷彿とさせる名前がつけられています。
実はこれが「吹割の滝がっかり」と言われてしまう要因のひとつだと思っています。
『ナイアガラの滝』といえば、世界三大瀑布に数えられる巨大な滝ですが、その『ナイアガラの滝』のイメージそのままに『吹割の滝』を見てしまうとイメージとのギャップが大きく、がっかりしてしまう原因のひとつになっているのではないかと思います。
実際に『ナイアガラの滝』と『吹割の滝』を比較しました。
名称 | 高さ・落差 | 幅 |
---|---|---|
吹割の滝 | 7m | 約30m |
ナイアガラの滝 | 30m | 約675m(最大) |
当然のことながら、規模はあまりにも違います。
そのため、『東洋のナイアガラ』というワードに期待しすぎてしまうと、ギャップにがっかりしてしまうかもしれません。
しかし、ナイアガラの滝の特徴である「横幅が長い」「上から見下ろす滝」という点は同じなので、わたし個人としては『東洋のナイアガラ』と表現されるのも納得です。
迫力が物足りない
滝といえばダイナミックな「迫力」が魅力ですが、「迫力」を求めていく場合には水量がとても重要です。
晴れが続いた日と、雨が降った日の滝では、滝の水量が全く違ってくるため当然迫力も違ってきます。
水量が多い場合は危険度も増すため一概におすすめとは言えませんが、水量の少ない日に観光に行かれた方は少しがっかりするかもしれません。
沼田市のHPによると、4月~6月にかけて雪解けによって水量が増した豪快な滝の姿を望むことができるとのことなので、迫力を求める方は4月~6月を狙って見に行くのもひとつかもしれません。
滝つぼが見れない
滝を至近距離から見られる吹割の滝。
その近さから、以前は滝つぼを見ることもできたようですが、事故があったことなどから現在はロープで規制され滝つぼが見れないようになっています。
そういった点も、がっかりと感じてしまうポイントかもしれません。
【実際に行ってみた感想】吹割の滝は”がっかり”じゃなかった!
結論、全くがっかりしませんでした!
むしろなかなか見ることができない角度から滝を見ることができて、とても新鮮で楽しかったです!
今回、わたしも行く前に「吹割の滝 がっかり」というワードを耳にしていたので、どきどきしながら行きましたが、がっかりすることはありませんでした。
その理由についてもご紹介します。
滝を「上」から見ることができる!滝の「真横」を散策できる!
滝といえば、水が流れ落ちている様子を「下から見上げる」か、「正面から見る」場所が多いかと思います。
しかし吹割の滝では、滝の「上」から滝の様子を見ることができ、迫力ある滝の「真横」を歩いていくことができます。
これまでも何か所か滝を見てきましたが、滝を上から見るという経験は初めてだったのでとても新鮮でした。
滝沿いの遊歩道はスリル満点。自然を感じたい人にはおすすめ
これは賛否分かれると思いますが、まず滝沿いを歩く遊歩道がとても狭いです。
滝沿いを歩くというだけでスリリングなシチュエーションですが、その道幅が大人2人分しかなく、手すりなどもありません。
観光地などの危険な場所は、安全対策がしっかり行われているところが多いと思うので、少しびっくりしました。(もちろんいろいろな事情で現在の状態であることも想定されます)
スリル感や自然をありのままに感じたい!という人にはおすすめだと思います。
しかしお年寄りの方や子供たちだけで歩かせるのは少し危険だと思うので、注意したほうがいいと思います。
地元の人の温かさ
滝の観光以外にも「地元の人の温かさ」を感じる場面がいくつもあって、”来てよかったな”とほっこりしました。
駐車場のお母さんの温かさ
駐車場を管理しているお母さんが「今日は水量が多いから迫力があるよ」「急に寒くなったねぇ」などと声をかけてくれました。
わたしは観光や旅行によく行くのですが、その中で地元の方と触れ合う機会や地元の方の生活を見ることが好きなので、今回地元の方に声をかけていただけてとても温かい気持ちになりました。
寒い中の滝観光が終わったあとに目の前に現れた「トイレご利用ください」の神看板
アクティブな観光地ではトイレに困ることもあると思うのですが、吹割の滝では、なんと駐車場に向かう帰り道の階段を上った先に「トイレご利用ください」の看板を発見しました。
11月下旬に行ったので体も冷えてお手洗いが近い中、本当に助かりました。
店頭で販売されていた「酒まんじゅう」をいただいのですが、お酒の風味を感じられてとても美味しかったです!
ドライブインに「駐車場近道 店内をお通りください」の神文字
個人的に、こんな案内が書いてある看板は初めて見ました。
どんな季節でもお店の中といえば一番の快適空間。
暑い日は涼しく、寒い日は温かく。
買い物をする予定はないのに店内を通るのはどうなんだろう…と思う人間なので、その看板の文字にとても感動しました。
もちろん、お店の中を通ることで商品を見てもらえるという利点もあるのかもしれませんが、今まで見たことがない案内だったので個人的に感動しました。
がっかりしたくない人は行く日程をしっかり設定しよう!
今回初めて吹割の滝に行ってみて、わたし自身はがっかりすることなくとても楽しめました!
しかし楽しめた理由のひとつとして「水量が多い日だった」という点はあると思います。
滝の写真は、ダイナミックな滝の様子が写されていることが多いですが、そういった写真は一番いいコンディションの日に撮られていることが多いので、あまり期待しすぎないことも大事だと考えます。
なるべく迫力のある滝の様子を楽しみたい人は、水量の多い時期を狙っていくこともポイントです!
(※水量が多い日は危険度も増す可能性が高いので、注意して観光を楽しんでください!)
ぜひ楽しい滝観光をしてください!